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華麗なるインプロバイザー(The Great Improviser)② インプローグ 3/100

さて、今回はこちらの続きです。

 

華麗なるインプロバイザー(The Great Improviser)① インプローグ 2/100 - インプロsalonのブログ

 

優れた知性とは、二つの対立する概念を同時に抱きながら、その機能を充分に発揮していくことができるということだ。
The test of a first-rate intelligence is the ability to hold two opposed ideas in mind at the same time and still retain the ability to function.

F. Scott Fitzgerald

 

ちょうどこちらの文章を引用したところで終わっていました。なんとも中途半端ですね。。。

 

 

 f:id:improvsalon:20180216143030j:image

 

という訳で、今回は早速本題に入ります。

 

一般に、インプロ未経験の方が、インプロのパフォーマンスを初めて見ると

 

「すごく頭を使っていて、相当回転が速くないと難しそう…」

 

といった感想を持たれる方が多い印象があります。

 

一方で、インプロを始めてみると、指導者によっては

 

「考えないで、感じる」ことを強調することがままあったりするようです。

 

ここで、ややもすると

 

「一見、外から見るとすごく考えることが大切に思えるけど、

 

実は感じることこそが大事なんだ」

 

と思うようになる人が結構いる印象です。

 

これが行き過ぎると、考えること自体を悪とみなして否定し

 

ひたすら感じることに特化して「感じることこそが正義!!」という

 

極論に陥る人を多く見るにつけ、僕はちょっとモヤモヤした気持ちになります。

 

 何が正解と言うものでもないとは思いますし、

 

実際はその人のその時の状況と一緒にやる人によって

 

そのスタンスが功を奏することがあるとは思います。。。

 

が、僕自身としては、

 

ある程度以上のレベルでインプロのパフォーマンスを

 

したいのならば、両立させること(できれば高いレベルで)を

 

目指したいと思っています。

 

(実際にそれが出来ているインプロバイザーのパフォーマンスは

素晴らしいものがあります。)

 

 

「考えること」と「感じること」は

 

確かに感覚的には両立されることが

 

難しい気がするかもしれません。

 

でも、だからこそ、

 

これを高いレベルで両立させる技術を身につけることが

 

パフォーマンスをするインプロバイザーにとっては

 

重要な要件になってくると思っています。

 

これについては、鴻上尚史さんが

 

『演技と演出のレッスン―魅力的な俳優になるために』

 

で非常に示唆に富む記載をされています。

 

インプロバイザーもパフォーマーとして舞台で表現するからには

 

出来れば俳優(あるいはそれ以上)でありたいし、あって欲しい

 

と思っているので、俳優向けのこの本に書かれていることは

 

パフォーマンスをするインプロバイザーにも

 

充分当てはまることだと思っています。

 

では、具体的にはどんはことが記載されているかと言うと… 

 

また、次回に続きます…。