『Full-Length improv(フルレングス インプロ=全即興)』へのアプローチ(2/2)
はい、へちゃっぷりんです!
さてさて、フルレングスへのアプローチの5つをざっくりと言いながらも、ちょっと詳しめに書いてしまって、前後編の投稿になってしまいました。
(前回の投稿はこちら↓)
なので、後半の投稿はできるだけざっくりめにして、詳細はまた今後に別の投稿で書いていきたいと思います。
という訳で、残りの3〜5は、以下となります。
3 脚本術
1の書籍にも、インプロでまるまる一本演劇をする為に基準となる、構成を始めとした脚本的な視点は、ある程度の粒度を持って提示されています。
ただ、やはりしっかりした演劇としてインプロのパフォーマンスをする為には、もっと深く脚本術を理解していることは必須と考えています。
その為、代表的で定番とされている脚本術の書籍の内容の共有も、エクササイズの実施と並行して行っていきます。
あらかた必要な書籍は既にインプロsalonが所蔵していますので、こちらも折に触れて、所蔵リストのご紹介もしつつ、今後のblogで投稿していくつもりです。
4 演技手法
これなくしては、しっかりした演劇は成り得ないのは言わずもがな、のことではありますが、あえて挙げます。
幸いにして、コラボをしてくれるオリ色さんのメンバーたちは、演技の素養がしっかりしている人が多いです(それだからこそ今回の企画が立ち上がったとも言えます)。
実はここが一番大変で、かつ時間がかかるであろう部分でありますが、相対的にとはいえ、ここにかける時間が節約できるであろうことは、とてもラッキーなことだと感じています。
だからといって、現状の水準で満足という訳でもありません。また、僕自身が若かりし頃以上に、身体という楽器を磨き上げる必要も当然でてきています。
なので、この部分に関しては、インプロと親和性が高いと思われる
・マイズナー(特にレペティションや感情準備)
・メソッド(特に五感の記憶)
・スタニスラフスキー・システム(特に一貫した行動、(超)超課題、身体的行動)
などを主として、時にそのほかの演技手法も織り交ぜながら、トレーニングをしていきます。
5 これらを統合・補完する知見
そして、これらの4つを統合し、かつ、補完するものとして、
古くは20代の頃に(当時では多分先進的だった?)欧米の演技手法を習った養成所やその延長でロンドンに演劇留学(1年間ですが…)してきた経験や、
帰国後に乱取りのように様々な場所のインプロのワークショップに行きまくっていた際に得たもの、それらを経てのインプロ公演への出演や、はたまた構成や演出を手掛けた学び、
それに加えて、現業(ワークショップ型企業研修の開発・講師)にて培ったトレーニング内容のデザイン(設計)およびファシリテーターとしての経験学習を促すファシリテーション技法など、
そして勿論、インプロsalonの所蔵する100冊以上のインプロ関連洋書の膨大な情報と、それを元にして複数のインプロ団体(非公式含む)に対して行ってきた稽古の内容とそこからの学びなど、
ありとあらゆる、これまでの僕の知見をフル活用していきます。
(各界の諸先輩方にもご協力をお願いしています)
と、なにやらまたもや長くなってしまいましたが、これらの項目の一つ一つの詳細についても、折に触れてまた書いていこうかなぁと思っています。
あ、ちょっと気が早いですが、このフルレングスが一応の完成を見た先に描いていることも、またタイミングをみて投稿していくかもです!